子どもの頃にアニメで好きだった『宇宙戦艦ヤマト』が実写版で放映されていて、木村拓哉のすかした態度は大嫌いだけれども、ユニクロのCMでレギンスをはいて買い物する姿にしびれて以来、黒木メイサが気になるので、とりあえず観に行きました。

ハリウッドのB級映画ぐらいの映像でしかありませんが、外国に売れる可能性はゼロの映画なので、予算をかけられないのは仕方がないことなのでしょう。それでも子どもの頃にちょうどはまっていた40代の日本人にはそれなりに楽しめます。

韓国映画は国内売上では少な過ぎるので、最初から海外に輸出することを前提にして、予算をかけて国際競争力のあるものを制作しており、その結果アジア諸国で韓流ブームが起こっているということを聞いて、電化製品だけでなく、コンテンツ産業でも日本のガラパゴス化が進んでいるのかと、複雑な気持になりました。

確かにヤマトなんて、第二次世界大戦時代の戦艦だし、宇宙に行ったら敵が360度から攻撃して来るのに、主砲は上の方にしかついておらず、不便極まりなかったり、地球を代表する乗組員が全員日本人だったりで、他国の人が観たらつっこみどころ満載なんでしょうね。

でも個人的にはこういう日本のガラパゴス的なところ、結構好きです。
銀河鉄道999なんか蒸気機関車が宇宙に行ってしまいますから、いったい何燃やして走ってんねんって感じで、列車好きの日本人しか思い浮かばないでしょう、そんな発想。