毎年のことながら、この時期の京都円山公園あたりは、花見の観光客でえらい
ことになってますね。あんなに人が多いと、桜の風情もあんまりないような気が
しますが、桜が咲かない国から来た外国人観光客には、それなりに異国情緒
があるんでしょうね。
その京都の祇園で先週の土曜日に親の金婚式をお祝いするということで、親族
一同がいとこの経営する料理屋に集まりました。
こういう久しぶりの親族の集まりでは、必ず子どもたちには「大きなったなぁ」と
か「いいお兄ちゃんになって」という声がかかりますが、大人どうしの間では
「老けたなぁ」とか「はげたなぁ」というようなネガティブな事はお互い心の中で
思っていても、決して言わないものです。大人ですから。
帰りに四条縄手にある一銭洋食を買って帰ることにして、そこでもずいぶん待たな
ければならなかったのですが、待合の席に座っているお馴染のマネキンちゃんと
久しぶりに会いました。
ずいぶん前ですが、私がこのマネキンの横で待っていると、酔っ払いの友達が
寄ってきて、「梅山さん、知り合いですか?紹介してください」とかいいながら、
このマネキンに本気で名刺を差し出し「よろしくお願いします」と言っている光景が
いまでも思い浮かびます。
その時、酔っ払うということを客観的に理解したような気がしました。
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One Response
yuki nakajima
13|4月|2010 1常に酔っ払う人間にとっては、いつまでたっても客観的に“酔う”ということを理解できないのかもしれません。
さらに記憶がトブ人間にとっては、次の日、同席していた知り合いから聞く自分の言動に、自分の知らない自分を客観的に見られている気がして、結果的に開き直ることになりがちです。
さらに倒れてしまう人間にとっては、同席していた知り合いが自分を店から出すことができず、その晩救急車で運ばれ、日付をまたがずして家族が訪れ、命に別状がないとを分かった兄に、自分がオムツをはかされていることに爆笑され、「起きろ、起きろ」といわれながら頬を5回程往復ビンタされることになりがちです。
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