先週は10年ぶりのマレーシア出張でした。

中国と比較すると、変化は少ないように感じますが、それでも日本の沈滞ムードからすると、生活向上に対する意欲に活気を感じます。

マレーシアのジョホールバルに行ったので、シンガポールの空港を利用しましたが、飛行機に乗る前の夕食に現地法人社長の案内で、アリやサソリを食べさせていただきました。お味は如何かというと、一回の経験で十分と思われます。

帰りのフライトが深夜1時20分の予定だったのですが、2時50分に遅れたので、待合のロビー横にあるマッサージを受けることにしました。担当は中国人の話好きな女性で、私は日本語でもマッサージをしてもらう時は黙っていたいタイプなのに、中国語混じりの英語でガンガン質問してきます。

「ニホン人は頭が良いから、車とかイッパイ作ってるね」
はぁ・・・
「フェラーリとか」
それはイタリア製だよ
「それじゃぁ、電化製品もイッパイ作ってるね、サムスンとか」
それは韓国製
「ファッションもお洒落だね、グッチはニホン製でしょ。人気あるよ」
それも残念ながらイタリア製ですが・・・
「じゃぁいったい何作ってんだよ」
おまえが言い出したのに、なに逆切れしてんねん。ソニーとかトヨタとかあるやろ。
「知らんわ、そんなもん」

っとまぁこんな感じで逆に肩凝りが余計にひどくなったわけですが、帰り際に「私、世界のお金コレクションしてて、ニホンのもほしいなぁ」って言うので、100円玉を渡そうとすると、「コインじゃなくて、ペーパーを集めてるので1000でいいよ」って1000円が最低の紙幣だと知ってる時点で、完全にオマエすでに持ってるやろって思いましたが、「ニホンのお金キレイだから見せて」とか言われているうちに、結局まきあげられてしまいました。

国際社会の交渉時における気の弱い日本人を代表する私です。