国内観測史上最大のマグニチュードを記録した巨大地震が発生しました。災害の影響を受けられました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
11日の午後3時ごろにニュースを観た時には、大津波警報が出ていましたが、映像を見る限りではそれほど深刻な状況になっていなかったので、後からこれほどの被害が出るとは思いもよりませんでした。特に数日前に利用した仙台空港の状況をみて、津波の恐ろしさを心底実感しました。
また原発の問題も、地震国日本にある原発だから今回の地震も想定内で、チェルノブイリやスリーマイル島のような大事故にはならないだろうと勝手に思っていましたが、後から次から次へと危機的状況が伝えられています。日本国内だけの問題ではなくなる可能性があり、世界も不安をもってみています。最悪の事態にならない事を祈るのみです。結果によっては日本の技術に対する信用や、世界のエネルギー政策等にも重要な影響を及ぼすことでしょう。
もともと機能不全に陥っていた日本政府ですが、今回の災害でますます運営が難しくなってくるでしょう。この事態を政局に利用することは厳に慎むべきで、英知を結集して緊急対策を講じてもらいたいものです。
一部には物資の不足を理由に便乗値上げをして、金儲けに走る業者もいるようですが、とても哀しいことです。平時であれば需給バランスが価格を決定する一要因ですが、このような時だからこそ、適正価格で需要に見合う量を提供する努力をすべきであって、短期的な利益追求に走る行為は商道徳を逸脱しています。
駅で若者が募金を呼び掛けていました。そんな事をする人はいないと信じたいところですが、万が一これを機会に小遣い稼ぎをしようと思っているのであれば、とんでもない犯罪行為です。本当に善意であれば、どのようなプロセスで被災地に寄付されるのかを明示しないと、あらぬ疑いを受けて、お互いが不愉快な思いをします。
世界各国のメディアで、このような災害に直面した日本において、人々は配給時には列をきっちり守り秩序を維持し、略奪行為などの犯罪が発生しないことや、学校の先生が逃げ遅れた生徒がいないかを確認してから、一番最後に避難した事などが称賛をもって報道されているようです。
日本人の危機に直面した時の強さと人を思いやる優しさを信じ、少しでも今後の被害の拡大が防げるよう、被災地より遠く離れた滋賀からですが心からお祈りし、また微力ながらできる支援をしていきたいと考えています。
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