田中ブログ

2010年1月20日

財務局との勉強会

カテゴリー: 未分類 — 田中 @ 9:06 PM

昨日は近畿財務局との勉強会(企業財務研究会)に出席しました。これは、財務局、公認会計士協会の近畿会、兵庫会、京滋会の3会が共同で年3回の頻度で開催しているもので、かれこれ30年ぐらい続いているようです。
今回の発表は近畿会で、「外国会社が提出する有価証券報告書」の事例分析をされました。
外国会社が日本の証券取引所に株式上場している場合、提出する有価証券報告書に記載する財務諸表は、原則では日本基準で作成することとされていますが、国際財務報告基準(IFRS)や、当該外国企業の所在国にて適用される基準が相当の水準のものであればその国の基準で作成された財務諸表でも良いものとされています。
もし、日本基準以外の基準による財務諸表で開示する場合は、日本基準との差異を開示することとなっています。
現在日本ではIFRSの導入の議論が盛んですが、外国企業がIFRSに基づく財務諸表を有価証券報告書に開示している場合にはあわせて日本基準との差異を開示しているため、今後日本においてIFRSを適用するにあたり現在の日本基準とどのような差異があるのかを知るうえで大変有効な資料であると思いました。
(日本でのIFRSの適用は、現在のところ決定はされていませんが、2015年または2016年からが想定されています。)
次回の発表は我が京滋会のため、これから準備が大変と、ちょっと気が重いです・・・・。

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